学校ホームページを作った後は、アクセス解析を行い、アクセス数などの確認をする分析を行うことが望ましいです。
しかし、どのようにアクセス解析を確認したら良いかわからないという学校関係者の方もいらっしゃるかと思います。
この記事では、アクセス解析でできることや確認方法について、画像つきで詳しく説明します。
Contents
アクセス解析で何をするのか?
まずはアクセス解析で何ができるのかを解説します。
学校を知ってから受験するまでの流れ
受験生や保護者が学校を知ってから実際に受験するまでの流れは以下のとおりです。
学校を知るきっかけは、基本的には口コミや塾の先生からの紹介などが多いです。
その他の経路としては、情報サイト(一部広告)やニュースサイト、GoogleやYahooなどの検索サイトからとなります。
そこから公式サイトを訪問し、学校について興味や関心を持ってもらえたら、実際に学校行事への参加を経て、受験をしてもらうという流れとなります。
学校のアクセス解析で分析できること
学校のホームページは、商品販売用のホームページとは異なります。
商品販売では、申込=売上となるため、どれぐらいの広告費でどれぐらいの売上が出たのかわかりやすいのですが、学校の場合は行事申込=売上(受験・入学)ではないため費用対効果が測定しづらいという特徴があります。
また、広告がどのくらい受験者数につながったかについても測定が難しいです。
では、学校のホームページへのアクセス解析で何が分析できるのかと言うと、
- どこから、どのくらい学校ホームページに来ているのか
- どの広告が、どのくらい学校ホームページへの誘導・学校の認知につながったのか
- どのページ(コンテンツ)が、どのくらい見られているのか
になります。
基本的な情報の確認方法
学校のアクセス解析は、Googleアナリティクスという無料ツールが、ホームページ制作時に導入されていると思います。
以下で項目ごとの詳しい確認方法を解説していきますね。
アクセス数(昨年度比)
アクセス数は、ホームページを訪問したユーザーの数です。また、アクセス数と合わせて訪問したユーザーの行動を確認することができます。
Googleアナリティクスのメイン画面から、①ユーザー>概要を選択し、②期間を解析したい年度で絞り込みをすると、上のような表示になります。
絞り込みの際に比較対象を前年度にしておくと、会議で説明がしやすかったり、ホームページリニューアルの効果が計測しやすくなったりするため便利です。
この中で注目すべきポイントは、
- ユーザー(ホームページを訪問したユーザー数)
- ページビュー数(ユーザーがページを閲覧した回数)
- 平均セッション時間(ユーザーがホームページを読み込んだ時間)
- 直帰率(最初のページだけを見てサイトを離脱してしまったユーザーの割合)
です。
なお、学校のホームページにおいては、上記データのように受験の時期(1月・2月)や説明会などの受験生参加行事の際は、ユーザー数が増加する傾向があります。
何で見ている?
ユーザーがどういったブラウザ(ChromeやSafariなど)や媒体(パソコンやスマホなど)で見ているかを分析することも可能です。
Googleアナリティクスのメイン画面から、①ユーザー>テクノロジー>ブラウザとOSを選択すると、ChromeやSafariなど使われているブラウザを分析することができます。
同様に②ユーザー>モバイル>概要を選択し、③期間を解析したい年度で絞り込みをした後、④円グラフを選択すると、上のようなデバイスを分析する表示になります。
デバイスの見方として、
- mobile…スマホ
- desktop…パソコン
- tablet…タブレット
を表しています。
上記のデータでは、約70%がスマホからのアクセスとなり、残りがパソコンやタブレットからとなっています。
学校のホームページではだいだいこのようなデータになることが多いです。
どこから来ている?
どこからユーザーが学校のページを訪問しているかを分析することも可能です。
Googleアナリティクスのメイン画面から、①ユーザー>参照元/メディアを選択し、②期間を解析したい年度で絞り込みすると、上のような表示になります。
学校のホームページにおいては、GoogleやYahooを経由したアクセスがほとんどで、わずかに情報系サイトなどからのアクセスがある、という傾向があります。
人気のページは?
学校のホームページ内でどのページが人気なのかを分析することができます。
Googleアナリティクスのメイン画面から、①行動>サイトコンテンツ>すべてのページを選択し、②期間を解析したい年度で絞り込みをした後、③ページタイトルを選択すると、上のような表示になります。
学校のホームページ内にある行事案内や学校紹介などの多くのページの中から、どういったページにアクセスが多いのかを確認することができます。
検索キーワードは?
検索キーワードとは、どういったキーワードで学校ホームページにアクセスしているかを確認するものです。
検索キーワードに関してはGoogleアナリティクスではほとんどデータを取得することができないため、「Google Search Console」という別の無料ツールを使用します。
Google Search Consoleは、導入されていない場合もありますので、Web制作会社にご相談ください。
Google Search Consoleのメイン画面から、①検索パフォーマンスを選択し、②解析したい過去の期間で絞り込みをすると、画像のような表示になります。
この中の上位のクエリが、学校ホームページにアクセスする際によく検索されているキーワードとなります。
分析を活かし、アクセスを増やそう
これまで、学校ホームページのアクセス解析で見るべきポイントと確認方法について説明をしました。
説明した確認方法を実施することにより、受験生や保護者が学校ホームページをどう利用しているかがわかるようになります。
このアクセス解析の分析を活かしてアクセスを増やすための方法は以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
アクセス解析の分析を活かし学校ホームページのアクセスを増やす4つの方法
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